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Switch 2は“PS4越え”、Xbox Series S並み――コーエーテクモの開発者が語る次世代の実力

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コーエーテクモのプロデューサー、江田川拓人氏(『Wild Hearts S』担当)は、Nintendo Switch 2について「純粋な処理性能ではPS4よりもXbox Series Sに近い」と語りました。シリーズSと比較されるのは、CPUやGPUアーキテクチャ、演算能力、メモリ帯域などが引き合いに出され、「全体的にSeries S寄りの計算性能を持つ」とコメント。

同氏は「Switch 2版ではNVIDIAのDLSS(スーパー解像度技術)を使用しておらず、純粋なネイティブ性能」でSeries Sとの比較がなされている点を強調。開発チームは、携帯モードでも高品質なグラフィック表現を実現しており、パフォーマンス面のチューニングに自信を見せています 。

Switch 2は4K対応、大幅なRAM増強(12GB LPDDR5X)、新型Tegra T239搭載などにより、携帯機としては異例の処理能力を備えていますが、完全にPS5やXbox Series Xと並ぶ性能ではないものの、家庭用据え置き機並みのグラフィックを小型本体で再現できる可能性を示しています。今後のシリーズS級タイトルの移植や、DLSSなどを活用した更なる映像表現にも期待がかかります 。

開発スタジオが公式に処理性能を数値で比較したのは稀で、Switch 2が現世代のミッドレンジ据え置き機と肩を並べる性能を備えるという見方は、ハードの進化を支持する強力な根拠となりそうです。


コーエーテクモの歴史

コーエーテクモは、1980年創業の「光栄(KOEI)」と1967年設立の「テクモ(Tecmo)」が源流です。以下に沿革をまとめます。

  • 1978年7月25日:株式会社光栄設立、創業者 襟川陽一。染料問屋からソフト開発へ転身。
  • 1981年:PC向け歴史シミュレーション『川中島の合戦』リリース、予想以上のヒット。
  • 2000年:KOEIが東証市場に上場。PS2用タイトル『真・三國無双』、『決戦』発売。
  • 2003年:MMORPG『信長の野望 Online』を正式サービス開始。
  • 2004年:『戦国無双』『NINJA GAIDEN』発売。
  • 2008年-2009年:経営統合準備開始、2009年にテクモと統合契約、2010年3月にコーエーテクモホールディングス設立
  • 2010年:グループ再編、KOEI GAMES等を設立。『北斗無双』などコラボ作品リリース。
  • 2011年:ガスト(『アトリエ』シリーズ)を子会社化。『三國無双NEXT』PS Vitaで発売。モバイルゲーム登録500万人突破。
  • 2012年以降:「ワンピース海賊無双」等の大作コラボ、スマホ展開や海外展開を加速。
  • 現在:主要ブランドは「ω‑Force」「Team NINJA」「Gust」「Ruby Party」「midas」など。グローバル分野で多様なジャンル展開中。

コーエーテクモは歴史シミュレーションから無双系アクション、スマホゲーム展開まで幅広く手がけ、1980年代から日本のゲーム文化を支える老舗企業。光栄とテクモの融合により、ブランド力と技術力を一段と強化し、現在も国内外で存在感を放ち続けています。

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