任天堂は、2025年6月5日に発売した最新ハード「Nintendo Switch 2」が、発売からわずか4日間(6/5〜6/8)の世界累計販売台数が350万台を超え、過去最高の滑り出しを記録したと発表しました。この数字は任天堂ハードとして最も速い立ち上がりで、初代Switchの1か月で274万台という記録を大きく上回る速さです。
発売価格は基本モデルが約44,999円(米国:$449.99)、人気作「マリオカート ワールド」とのセットが約49,999円($499.99)と、初代に比べてやや引き上げられたものの、その高い人気を反映してか、4日間で約1574 億円(3.5 M台×449.99ドル)に達すると推測されています。
任天堂は今後の国内外の関税動向を注視しつつ、2026年3月末までの年間販売目標を1500万台に設定。すでに4日間でその約5分の1に相当する台数を消化したことで、後半戦も順調な滑り出しとなっています。
■ 初代Switchとの比較で見える“ネクストブレイク”度
- 初代Switch(2017年3月発売)
– 日本国内での初週末3日間で約33.3万台を販売
– 世界では発売1か月で約274万台を売り上げ
– 2025年3月末時点での累計販売台数は約1.5212億台 - Switch 2
– 発売4日間で世界350万台突破 → 目標の1/5が消化
この兆しを受けて、任天堂株は発表直後にやや調整しましたが、長期的には好材料との見方も強まっています。
初代Switch販売台数の推移(概算)
期間 | 国内(日本) | 世界累計 |
---|---|---|
発売初週末(3/3〜3/5) | 約33万台 | ― |
発売1か月(3/3〜4上旬) | ― | 約274万台 |
2018年9月末 | ― | 約2286万台 |
2019年3月末 | ― | 約3474万台 |
2019年9月末 | ― | 約4167万台(Switch Lite含む) |
2020年9月末 | ― | 約6830万台 |
2021年12月末 | ― | 約1.01億台(2022年2月発表) |
2025年3月末 | ― | 約1.5212億台 |
ご覧の通り、初代Switchは発売後すぐに高いペースで伸び続け、累計1.5億台というモンスターセールスを達成しました。それに比べ、Switch 2はわずか4日で350万台と、初代よりもいかに爆発的なスタートを切ったかが際立っています。