米Appleが2017年に発売した「iPhone X」を公式のオブソリート製品リストに追加し、ハードウェア修理や純正部品の供給サービスを完全に終了しました。かつてスマートフォンの未来像を提示した革新的フラッグシップが、ついに公式サポートの最終章を迎えています。
この指定は、Appleが販売店への製品供給を停止してから7年以上が経過したデバイスに適用される規定によるものです。これに伴い、Apple Store直営店や正規サービスプロバイダでのバッテリー交換や画面割れなどの公式修理対応が一切受けられなくなりました。
ティム・クックCEOが「次の10年の道を開く」と発表したiPhone Xは、ホームボタン廃止やFace ID、有機ELディスプレイの初採用など、現在のスマホの原型を築いた名機です。2018年9月の販売終了までわずか10カ月ほどの販売期間でしたが、大きな足跡を残しました。
最新OSの対象外となりつつもセキュリティ更新は継続していますが、物理的な故障に対応できないリスクは高まっています。現在も愛用しているユーザーにとっては、最新モデルへの移行やバックアップ体制の見直しを本格的に検討すべき重要な転換期といえます。
ネット上の声5選
- ホームボタン廃止やノッチデザインに最初は戸惑ったが、現在のスマートフォンの基準を作った歴史的な名機だったと振り返る声
- 10周年記念モデルとして当時10万円以上を出して手に入れた際の圧倒的な未来感や感動が忘れられないという思い出
- Apple公式でバッテリー交換や画面修理ができなくなるため、いよいよ最新機種への買い替えを決断するという声
- サブ端末や音楽プレーヤーとして今でも快適に動いており、物理的に壊れるまで大切に使いたいという愛着の声
- 発売からすでに8年以上が経過した事実に対し、技術の進化と時代の流れの早さに驚きと寂しさを感じる反応
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
iPhone X の豆知識5選
- 「X」の正式な読み方は「テン」
「X」の正式な読み方は「エックス」ではなくローマ数字の「テン」です。2007年の初代iPhone登場から10周年を記念して名付けられました。しかし、一般層には見た目通りの「エックス」という呼び名が広く浸透し、店頭やSNSでも長く親しまれる結果となりました。 - 初の有機EL(Super Retina)を搭載
iPhoneシリーズとして初めて有機EL(OLED)ディスプレイ「Super Retina」を搭載しました。従来の液晶画面と比べて圧倒的なコントラスト比と美しい黒の表現力を実現し、HDR表示に対応するなど、以降のスマホ業界における画面設計の基準を引き上げました。 - ホームボタン廃止とFace IDの初採用
象徴だったホームボタンを廃止し、TrueDepthカメラによる顔認証「Face ID」を初搭載しました。画面下部からのスワイプによる直感的なジェスチャー操作を確立させ、画面上部の切り欠き「ノッチ」とともに、その後のiPhoneのデザイン基盤を決定づけました。 - 公式販売期間が約10カ月と異例の短さ
2017年11月の発売から後継モデルのiPhone XSが登場した2018年9月まで、わずか約10カ月間で公式販売が終了しました。フラッグシップ機種としては異例の短命モデルでしたが、10周年記念の特別モデルとしての役割を十二分に果たした歴史的な一台です。 - iPhone史上初めて10万円の大台を突破
日本国内の直販価格が税抜112,800円(64GB)からとなり、iPhoneとして初めて定価10万円の大台を突破しました。当時は高額すぎると大きな話題を呼びましたが、最先端のガラスボディや先進機能が評価され、プレミアムスマホ市場を開拓する契機となりました。


