アップルが開発を進めているとされる新型スマートグラスについて、新たな戦略が明らかになりました。米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によると、アップルは先行するMetaの「Ray-Ban Meta」に対抗するだけでなく、アイウェア市場全体の変革を狙っているとのことです。強力なブランド力とiPhoneエコシステムとの連携を武器に、通常のメガネの買い替え層を自社製品へ取り込む構想を描いています。
これまでの情報では、アップルのスマートグラスは2027年後半の登場が予測されており、カメラ、スピーカー、マイク、そして進化したAIアシスタント「Siri」を搭載する見込みです。価格帯は200ドルから500ドル(約3万2000円から8万円)を想定。過去に18金を使用した高級スマートウォッチ「Apple Watch Edition」で苦い経験をしたことから、今回は高級路線を避け、一般消費者層に広く浸透させる戦略を採るとみられます。
時計市場を大きく上回る200億ドル規模のアイウェア市場は、アップルにとって非常に魅力的なビジネスチャンスです。将来的なビジョンとして、スマートグラスを単なるガジェットからヘルスケア端末、さらには視力を補助する拡張現実(AR)デバイスへと進化させる長期的な計画も視野に入れています。先行するMetaやGoogle陣営との激しいシェア争いは、ウェアラブル端末の未来を大きく変える契機となりそうです。
ネット上の声5選
- Apple Watchが時計業界を変えたように、アップルのスマートグラスもメガネ業界の常識を覆しそうで楽しみ。
- 200ドルから500ドルという価格設定なら、Metaの製品とも十分に戦えるし、一般ユーザーも手を出しやすい。
- Vision Proは重くて高すぎたから、普段使いできる軽くてシンプルなスマートグラスの登場をずっと待っている。
- スマホを取り出さずにAIやナビが使えるようになれば便利だけど、カメラ付きメガネのプライバシー問題がどうなるか気になる。
- 既存のiPhoneやMacとのシームレスな連携ができるなら、多少発売が遅れても結局アップル製を買ってしまいそう。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
スマートグラスの豆知識 5選
- ARグラスとの最大の違い スマートグラスとAR(拡張現実)グラスは混同されがちですが、機能に違いがあります。一般的なスマートグラスはカメラやスピーカーによる音声・映像の記録や通知が主目的です。一方、ARグラスはレンズ上にデジタル情報を直接投影し、現実世界と融合させる高度なディスプレイ技術を搭載しています。
- 初期の先駆者「Google Glass」 スマートグラスの歴史を語る上で外せないのが、2013年に発表された「Google Glass」です。当時は最先端の技術として大きな注目を集めましたが、カメラ搭載によるプライバシー侵害への懸念や高額な価格、バッテリー持ちの課題などから、一般消費者向けとしては普及に至りませんでした。
- 骨伝導技術の活用 多くのスマートグラスには、耳を塞がないオーディオシステムが採用されています。指向性スピーカーのほか、骨を振動させて音を伝える「骨伝導技術」を取り入れることで、周囲の環境音を自然に聞き取りながら、音楽の視聴や通話、音声アシスタントの指示を安全に受け取ることができます。
- 老舗メガネブランドとの協業 IT企業単独ではなく、既存のアイウェア大手とタッグを組む事例が増えています。Metaがレイバン(Ray-Ban)ブランドを擁するエシロールルックスオティカと共同開発しているように、ガジェット感を感じさせない普段使いできるデザイン性と、かけ心地の良さを両立することがヒットの鍵となっています。
- 視力矯正レンズへの対応 近年のスマートグラスは、普段メガネをかけている人でも使えるよう進化しています。度付きのレンズや、紫外線の量に応じて色が変わる調光レンズ、ブルーライトカットレンズなどを選択して組み込める仕組みが整えられており、実用的な「普通のメガネ」としての役割も果たします。



