Apple におけるヒューマンインターフェース／UIデザインを長年リードしてきたAlan Dye氏が、2025年末をもってMetaへ移籍することが報じられました。
Dye氏は2006年にApple入りし、2015年からUIチームを統括。iPhone X、Apple Watch、そして最新の空間コンピューティング機器であるApple Vision Proのインターフェース設計など、AppleのOS／アプリ／デバイス全般の「使い心地と見た目」を形作ってきた人物です。
Metaでは、年内に新設されるデザインスタジオのトップに就き、ハードウェア・ソフトウェア・AI統合を含む次世代デバイスの設計を統括する予定。報告先はMetaのCTO、Andrew Bosworth氏とのこと。
一方、AppleはDye氏の後任として、約25年以上在籍するベテランデザイナー、Stephen Lemay氏を昇格で指名。
この移籍劇は、AIや空間／ウェアラブルを軸とした次世代ハードウェア争奪戦が、シリコンバレーのデザイン界でも本格化してきたことを示す象徴的な出来事と位置付けられています。
ネットのコメントでは、
- 「Liquid Glassを推してきたのに…Metaで何を作るんだ？」
- 「UIの天才がスマホ以外に挑戦するなら興味しかない」
- 「Appleのデザイン魂はどうなるのか不安だ」
- 「Metaのスマートグラス、ちょっと期待できる」
- 「デザイン戦争、これから本番だな…」
といった声が寄せられています。
Alan Dye の豆知識5選
- Apple入社は2006年 — 当初はマーケティング／コミュニケーション部門でクリエイティブディレクターとして勤務開始。
- 2015年からUIデザイン部門を統括 — 旧来のデザイン体制が変化して以降、Appleのソフト／ハード両面のインターフェースを牽引。
- iOS 7の大刷新を経験 — フラットデザインの普及を含め、モダンなUI/UXの基礎を構築した重要人物。
- 最近は「Liquid Glass」デザインを主導 — iOS／macOS／visionOSなどで採用された半透明・流動的なデザイン言語で、Appleデザインの新基準を打ち出した。
- Apple製品の“顔”を広く手掛けた実績 — iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、さらにはVision Proのような最先端プロダクトまで、多岐にわたるデザインに携わってきた。
