ティム・クックCEO、Apple Intelligenceに“より多くのAIモデル”を統合へ――“AIは一人ではない”新戦略を示唆

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米グローバル企業 Apple Inc. のティム・クックCEOが、同社が展開するAIプラットフォーム「Apple Intelligence」に関して、今後 複数のサードパーティAIモデルを統合していく方針 を明らかにしました。

これまで同社は、ChatGPT(OpenAI)を「Siri」内などへ組み込んでいましたが、クック氏は「our intention is to integrate with more people over time(時間をかけてより多くのパートナーと統合する意図がある)」と発言。報道では、次の候補として Google Gemini や Anthropic、 Perplexity AI なども名前が挙がっており、特にGeminiの統合可能性が注目されています。

また、クック氏は来年中(※2026年)に「Siri」の大幅なアップデートを予定しており、AIモデルの多様化とともに音声アシスタント機能の強化を図る意向を示しました。

背景には、同社iPhoneなどハード面での好調とは裏腹に、AI分野での競合に対する“遅れ”を指摘されているという事情があります。Apple Intelligenceを、より“複数モデル選択可能なエコシステム”へと進化させる戦略と読み取れます。 

こうした動きが実現すれば、ユーザーは「どのAIモデルを使うか」を選べるようになる可能性もあり、Appleのプラットフォーム戦略・AI戦略ともに大きな転機となる予感です。


ティム・クックの豆知識 5選

  1. 出身地はアメリカ・アラバマ州モービル。1960年11月1日生まれ。 
  2. 学歴は、アラバマ州・オーバーン大学で工業工学の学士号を取得し、続いてデューク大学でMBAを取得。 
  3. Appleには1998年3月に入社し、2011年8月24日にCEOに就任。
  4. 就任以降、Appleの時価総額は数兆ドル規模まで拡大。Cook氏のサプライチェーン改革が功を奏したとされています。
  5. 2014年に、フォーチュン500企業のCEOとして初めて、公に自身がゲイであることをカミングアウトしました。
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