米国の報道によれば、Appleは自社マップサービス「Apple Maps」において、2026年にも広告を表示し始める計画を進めていると伝えられています。この仕組みは、飲食店や小売店などの実店舗が、ユーザーの検索キーワード(例:「カフェ」「ピザ」「靴修理」など)に応じて“優先表示”を買うというもの。
この動きは、AppleがiOSの「サービス領域」における収益化をさらに拡大しようという戦略の一環とされ、マップというアプリで広告を導入することで「ナビ/探索」体験をマネタイズする狙いがあります。ただし、広告表示の設計にあたっては「派手なバナー表示」ではなく、検索結果内で自然に馴染む「スポンサー表示」形式になる可能性が高いと報じられています。
ユーザーとして気になるのは、広告によって「検索結果の信頼性」や「探したい店舗が埋もれてしまうかどうか」という点でしょう。まだ正式発表ではなく、地域・タイミング・形式の詳細は未確定ですが、マップ利用体験においてひとつの転換点になりそうです。
ネット上の声5選
- 「広告が入るなら、以前の“広告なし”でサクサク使えた時代が懐かしい」
- 「検索キーワードに連動して広告枠が出るなら、探したい店が上に来ない=探しづらくなりそう」
- 「むしろ店舗側からすれば、マップで目立てるチャンスが増えるので歓迎」
- 「Appleマップって“Appleが作った”って安心感があったのに、広告入り=普通のマップと変わらないな」
- 「表示される広告が自分の位置や検索履歴に基づいてるなら、プライバシー的にちょっとイヤだ」
マップの豆知識5選
- 「Apple Maps」では、「Look Around」機能により、日本の都市(東京・大阪・名古屋など)でストリートビューのような街並みの360°表示が可能になっています。
- 同マップでは、iOS 18から「Search Here(このエリアを検索)」ボタンが追加され、地図を移動してから検索範囲を更新する操作がよりスムーズになっています。
- 日本国内では、交通系ICカードの残高が少ないと警告を出したり、Apple Walletと連携してチャージできたりと、ローカルな機能も充実しています。
- 「Flyover」「Detailed City Experience」などの3Dマッピング機能があり、都市の建物・地形をリアルに描画することで視覚的にも楽しめるマップになっています。
- 最近では、ハイキングやウォーキングルートの保存・オフライン使用、地形図や等高線表示が「米国・日本」で可能になるなど、単なるナビだけでなく“探検・散策”用途にも対応してきています。



