AppleはiPodを復活させるべき理由──音楽専用の再臨を願う声

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Cult of Macさんの記事「Why Apple should bring back the iPod」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!


近年、Appleが「iPod」の生産を終了したことを受け、テック界隈や愛好者の間で「なぜAppleはiPodを復活させるべきか」という論点が再燃しています。多くの意見は、iPodが単なるガジェットではなく“音楽に集中できるデバイス”としての価値を持っていた点に根ざしています。

まず、iPodに対する需要はまだ存在すると主張する声があります。iPod Touchは「在庫限り」での販売終了が発表されましたが、それ以前には比較的手頃な価格だったことから、特に子ども向けや音楽専用機を求める層にとって入り口的な選択肢になっていたという意見もあります。また、高音質・ロスレス(lossless)音源やストリーミングサービスの発展を背景に、iPodが“ネイティブでハイファイ音楽を再生できる専用端末”として再構築されれば、オーディオマニアや音質重視の層から支持を得られる可能性が指摘されています。

次に、iPodがAppleの音楽戦略と整合性を持つ復活モデルになり得るという論点も出ています。現在、Apple MusicやAirPods、Apple Watchといったデバイスは音楽体験を提供しているものの、高音質・ストリーミング以外の選択肢への対応は限定的です。iPodが「Appleが提示できる最高の音楽再生体験端末」として位置づけられれば、ハイレゾ音源再生やストリーミング統合を前提とした音楽端末として意義があるという見方があります。

ただし反対意見もあります。技術の進化と共にiPodの役割はスマートフォンに統合され、ほとんどのユーザーはiPhoneなどで音楽を聴くようになりました。iPodの販売は2008年をピークに低下し、iPhone登場後にその需要が急激に縮小したのも事実です。また、Apple内部でのコストや採算性を考えると、iPodを復活させても十分な収益を見込めないという見方もあります。

結論として、「iPodをただ復活させる」のは難しくとも、「音楽に没入できる専用端末」というコンセプトを再解釈し、Appleの現在の音楽戦略に合致させて復活させる価値がある、という主張が支持を得ています。ノスタルジーを超えて、音楽体験そのものを高めるプロダクトとしての可能性が、iPod復活論の核と言えるでしょう。


iPodの豆知識いくつか

  • 起源と初代モデル
    iPodは2001年10月23日に初代モデルが発表され、縦長の筐体に1,000曲以上の音楽を持ち歩けるという革命的な携帯音楽プレーヤーとして登場しました。
  • iPodの終焉
    Appleは2022年5月10日、最後まで販売されていたiPod Touchを「在庫限り」で販売終了と発表し、事実上iPodシリーズを終息させました。
  • 高音質・ロスレス対応
    Appleは近年、Apple Musicでロスレスオーディオおよび空間オーディオを導入し、音楽再生のクオリティを強化しています。iPod再登場論者は、これを活かす専用端末としてiPodを再構成すべきという意見を持っています。
  • アクセサリの逸話:iPod Socks
    2004年11月にAppleは「iPod Socks」と呼ばれる、多色展開のニット素材のスリーブ(カバー)を発売。シンプルな構造ながらも遊び心にあふれたアクセサリーとして一風変わった存在感を持っていました。
  • iPodでゲームも遊べた
    一部の世代のiPodには、クリックホイールを使ったミニゲーム(Brick, Parachute, Solitaire, Music Quiz など)が内蔵されていて、音楽再生以外の遊び要素も備えていました。
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