Appleが開発中の最新OS「iOS 26」(開発者ベータ第4版)において、「Your HomePod won’t be able to show you the local weather, time, or respond to Siri requests about your area(あなたのHomePodでは、地域の天気や時刻を表示したり、Siriにその地域に関するリクエストをすることができません)」という記述が注目を集めました。
MacRumorsらによれば、HomePodとして“表示”を前提としたこの文言が、従来機では非対応であるため、画面付き次世代モデルの存在可能性を強く示唆しており、今後さらに具体的な機能実装が進むと見られます。
一方で、HomePodソフトウェア26のパブリックベータも公開されており、このアップデートではApple MusicのCrossfade再生や、HomePod本体のWi‑Fiネットワークを直接確認・変更できる新UIといった機能が導入されています。これらは既存モデル(初代/第2世代/Mini)向けにも適用予定で、秋の正式リリースが予想されています。
さらに、アナリストの予測や過去の報道によると、Appleは6~7インチのスクエア型ディスプレイを備え、A18 Bionicチップ搭載、Apple Intelligence/Siri 2.0との連携も見込まれる“画面付きHomePod”(通称HomePod 3)を2025年第3四半期頃に投入する可能性が高まっています。これにより、HomeKitおよびMatterデバイスの集中管理や、天気・時間情報の視覚提供、タッチ操作によるアプリ体験など、Alexa Show系のライバルモデルとして確立する動きと見られます。
HomePodの歴史
- 2017年6月5日発表、2018年2月9日発売(初代HomePod)。AppleのA8チップ、音質とデザインが好評。販売は2018年8月までに推定100万〜300万台とされます。2021年3月12日に初代は生産終了。
- 2020年11月発売のHomePod Miniは小型・低価格モデル。2023年1月のアップデートで温湿度センサーが有効化され、Matter/Thread対応も進化。
- 第2世代HomePodは2023年1月18日発表、2月3日発売。S7チップとU1搭載、Thread対応でHomeKitハブ性能を強化。従来より小型軽量化され、スクリーンはタッチ用天面のみ。2023年4月のアップデートで煙・COアラーム検出機能が追加。
- **HomePod OS(audioOS)**は当初iOSベースでしたが、2020年3月(v13.4)以降はtvOS派生型に移行。今後は名称もhomeOSへの移行が予想されています。
- 最新のHomePod Software 26では、Crossfade再生やWi‑Fiネットワークの直接設定といった新機能が追加され、HomePod with screenの幕開けと見られるコード記述も発見されています。



