2025年7月、Appleは公式にiPhoneの累計販売台数が30億台を突破したと発表しました。初代iPhone登場から約18年での達成です。
最初の10億台到達は2016年、二度目の10億台は2021年、そして今回の達成までにかかった期間はわずか4年未満で、販売スピードが年々加速しています。CEOのティム・クック氏は、次の4億台を牽引する要因として「Apple Intelligence（AI）」を挙げ、今後の成長戦略と位置づけています。
最新の四半期決算では、iPhone単独で446億ドルの売上を記録し、全体の94億ドルの収益の中核を成しました。これは前年同期比13％増となり、Appleの財務を牽引する主要商品であり続けていることを示しています。
こうした数字の背景には、毎年継続するモデルの刷新や機能強化があり、iPhoneは単なる携帯電話ではなく、世界的なデジタルプラットフォームとして定着しています。
iPhoneの歴史 年表（主な世代と発売年）
- 2007年6月29日：初代iPhone発表・発売。マルチタッチ、Safari搭載。全世界で販売開始
- 2008年7月11日：iPhone 3G登場。3G通信、App Store開設
- 2009年6月19日：iPhone 3GSリリース。処理速度向上、VoiceOverなど拡張機能搭載
- 2010年6月24日：iPhone 4。デザイン刷新、Retinaディスプレイ、前面カメラとFaceTime導入
- 2011年10月14日：iPhone 4s。Siri搭載、3キャリア展開開始（米国）
- 2012年9月21日：iPhone 5。4インチ画面、Lightningポート採用、LTE対応
- 2013年9月20日：iPhone 5c／5s。5cはカラー／廉価モデル、5sはTouch ID搭載
- 2014年9月19日：iPhone 6／6 Plus。画面大型化、薄型化で“ファブレット”時代到来
- 2015年9月19日：iPhone 6s／6s Plus。3D Touch、Live Photosなど新機能を搭載
- 以後は年次リリースが続き、最新は 2024年9月に発表された iPhone 16／16 Pro シリーズと 2025年2月には iPhone 16e が発売されました
以上のとおり、iPhoneは初代の革新から始まり、通信技術、画面、認証、カメラ、AIを含めた機能進化を継続。累計販売30億台突破はその成果を示すものです。
