半年前から急騰し続けるNVIDIA(NVDA)株が、ついに時価総額で人類史上初の4兆ドル(約540兆円)を突破しました。2年半前に150万円(約10万ドル)を同社株に投資していれば、現在は1億6,000万円超(約110万ドル)にまで化け、文字通り“ミリオネア”になっていた計算です。
具体的には、2023年1月以降の株価は約1,000%上昇。例えば10万ドルの投資は現在、110万ドル超の価値に達しています。この驚異的な成長は、AIブームとNVIDIAのAIチップ独占状態に起因。ChatGPT登場(2022年11月)以降、AI関連需要が急拡大し、ゲームGPUメーカーからAIインフラのトップ企業へと変貌を遂げました。
7月9日にはインターデイで4兆ドルに達する史上初記録を達成。当日は閉場時点でも約3.97兆ドルと、同社の価値を強く印象付けました。
業績面でも好調が続いており、2025年5~7月期売上高は推定450億ドル。これは中国向けの輸出制限があったにも関わらずの数字で、米中摩擦による損失は推定80億ドルにのぼる見込みです。アナリストはさらに、2026年1月期の年商が2,000億ドルに達すると予想。その結果、同社株は2025年内に5兆ドルへ到達する可能性も指摘されています。
時価総額ランキング
「企業価値」の視点で見ると、2025年夏現在、上位に名を連ねるのは以下の通りです:
| 順位 | 企業名 | 時価総額(約) |
|---|---|---|
| 1 | NVIDIA | 4.0兆ドル超(約540兆円) |
| 2 | Microsoft | 約3.74兆ドル |
| 3 | Apple | 約3.15兆ドル |
| 4 | Amazon | 約2.39兆ドル |
| 5 | Alphabet(Google) | 約2.19兆ドル |
また、Meta(約1.8兆)、Saudi Aramco(約1.6兆)、Broadcom、TSMCなども上位に位置。NVIDIAは現在、堂々の世界第1位です。



