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Apple、新UI「Liquid Glass」で20周年iPhone「Glasswing」への布石か

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AppleはWWDC 2025(6月9日開催)で、次期iOS 26の新インターフェース「Liquid Glass(リキッドグラス)」デザインを披露予定です。このデザインはApple Vision ProのvisionOSからヒントを得たもので、光沢感のある透明な UI、浮かび上がるようなメニュー、ガラスのように滑らかな質感が特徴です。また、iOSの設計がソフトウェアだけでなくハードウェアの方向性も示す“前兆”となっており、2027年に発売が見込まれるiPhone 20周年モデル(コードネーム“Glasswing”)に向けた布石との声が高まっています。

以下、Bloombergさんの記事「iPhone20周年モデルに布石、アップル新インターフェース-パワーオン」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!

今年のWWDC 2025で、AppleはiOS 26において新しいUIスタイル「Liquid Glass」を導入します。このデザインはvisionOSで採用されたものに共通し、半透明のエレメントや浮かぶようなメニュー、全体にガラス感を帯びた外観が特徴です。BloombergのMark Gurman氏は、新しいUIは2027年に登場予定のiPhoneの20周年記念モデルに向けた“予兆的展開”であると指摘しています。

iPhoneソフトウエアインターフェース:スキューモーフィズム(左)とフラットデザイン(右)
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

AppleはiPhoneの20周年を迎える2027年に、従来の物理的な切り欠き(ノッチ)やベゼルを廃し、全画面に近いオールスクリーンデザインを採用する可能性が浮上しています。コードネーム“Glasswing”と呼ばれるこのモデルは、湾曲したエッジガラスを採用し、縁が溶け込むようなシームレスな外観を目指すとされています。また、iPhone Xで導入されたベゼルレス/フェイスIDに続く第2のターニングポイントとして、ハードとソフトの融合を強調する設計哲学が伺えます。

一方で、次世代技術も並行して準備が進められています。ETNewsによれば、2027年モデルでは4辺湾曲ディスプレイの実現に加えて、OLEDドライバーチップのFinFETプロセス化により電力効率を向上させるとのこと。また、過去数年間で話題となった「100%シリコンバッテリー」技術の搭載も視野に入っており、バッテリー容量と寿命の両立が可能になると期待されています。

加えて、TrendForceなどが報じるところによれば、オンデバイスAI実行のために高帯域幅メモリ(Mobile HBM)搭載の検討も進行中。これにより処理性能が飛躍的に向上しつつ、スマートフォンでもAI体験が一層リッチになる可能性があります。


スキューモーフィズムとは?

スキューモーフィズム(skeuomorphism)とは、デジタルUIで現実世界の物体を模したデザイン手法のことです。例として、iOSの初期における「Notes」アプリは黄色いメモ帳の紙質を再現し、「Maps」は立体的な地図や地面の質感を意識した表現がされたように、ユーザーに馴染みやすさや直感的な操作感を与えるために採用されました。

しかし近年、Appleはフラットデザインへの移行を進めています。「Liquid Glass」は視覚的にリアルな要素を排除しつつ、美しさと透明感を追求した新しいアプローチで、スキューモーフィズムとは対照的な方向性を示しています。今後、UIはより抽象的かつ未来的なデザインへとシフトし、ユーザー体験にも変化が訪れそうです。

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