任天堂は、2025年6月5日発売予定の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」に関する互換性情報を公式サイトで公開しました。大多数のNintendo Switch用ソフトがSwitch 2でもプレイ可能ですが、以下の6タイトルは非対応となっています
- Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit
- ニコニコ
- ABEMA(アベマ)
- Hulu(フールー)
- Crunchyroll
- InkyPen
これらの非対応の主な理由は、Switch 2の本体サイズやハードウェア仕様の変更により、特定の周辺機器やアプリケーションが正常に動作しないためです。たとえば、Nintendo Laboシリーズは段ボール製のToy-ConにSwitch本体を装着して遊ぶ設計ですが、Switch 2のサイズ変更により装着が困難となっています。
また、Joy-Conの使用が前提となる一部のソフトでは、Switch 2に付属する「Joy-Con 2」では特定の機能が利用できない場合があります。たとえば、「モーションIRカメラ」を使用するゲームでは、従来のJoy-Conが必要となることがあります。さらに、Switch 2では旧型Joy-Conの充電機能が搭載されていないため、別途充電用の周辺機器が必要です。
任天堂は、約15,000本以上のタイトルについて互換性の検証を進めており、今後も対応タイトルの拡充を図るとしています。ただし、特定のタイトルでは一部機能が制限される可能性があるため、詳細は公式サイトでの確認が推奨されます。
Switchの歴史
Nintendo Switchは、2017年3月に発売された任天堂の家庭用ゲーム機で、据え置き型と携帯型のハイブリッドデザインが特徴です。発売当初から『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『スプラトゥーン2』などの人気タイトルが登場し、世界中で高い評価を受けました。
その後、2019年には携帯特化型の「Nintendo Switch Lite」、2021年には有機ELディスプレイを搭載した「Nintendo Switch(有機ELモデル)」が発売され、ラインナップが拡充されました。これまでに全世界で1億4,600万台以上を販売し、任天堂史上最も売れたゲーム機となっています。
Switchの成功は、豊富なソフトラインナップや柔軟なプレイスタイル、そしてオンラインサービス「Nintendo Switch Online」によるレトロゲームの提供など、多岐にわたる要素によって支えられています。今後もSwitch 2へのスムーズな移行と、既存ユーザーへのサポートが期待されています。



