任天堂の古川俊太郎社長は、2025年5月の決算発表において、Nintendo Switchの後継機について「初代Switchと同等のスタートを目指す」との方針を明らかにしました。これは、2017年に発売された初代Switchが、発売初年度で約1,400万台を販売し、最終的に1億台以上の販売を記録した成功を踏まえたものです。
古川社長は、後継機の詳細については明言を避けつつも、2025年3月期中に正式な発表を行う予定であると述べています。また、後継機の開発にあたっては、初代Switchの成功要因である「据え置きと携帯のハイブリッド性」「豊富なソフトラインナップ」「ユーザーとの継続的な関係構築」を継承しつつ、新たな価値を提供することを目指しているとしています。
任天堂は、これまでにもWii Uの販売不振を乗り越え、Switchでの大成功を収めた実績があります。そのため、後継機においても、ハードとソフトの一体型ビジネスモデルを強化し、ユーザーとの長期的な関係を築くことが期待されています。
👤 古川俊太郎社長について
古川俊太郎（ふるかわ しゅんたろう）氏は、1972年1月10日生まれ、東京都出身の日本の実業家で、2018年6月28日より任天堂株式会社の第6代社長を務めています。早稲田大学政治経済学部を卒業後、1994年に任天堂に入社し、経理部門での勤務を経て、ドイツの欧州統括会社に11年間駐在し、Wiiの欧州での成功に貢献しました。
その後、経営企画室長、取締役常務執行役員などを歴任し、2018年に社長に就任しました。英語が堪能で、国際的な視野を持ち、任天堂のグローバル戦略を推進しています。また、父親はイラストレーターの古川タク氏であり、芸術的な感性も備えています。
