2000年代に音楽プレーヤーの定番として一世を風靡したiPodが、公式に市場を去って数年が経過した。iPodの生みの親であり“iPodの父”として知られるトニー・ファデルは、最新のテック系ポッドキャストで「AppleはiPodを復活させるべきだ」と語った。彼はただ旧機種を再発売するのではなく、例えばAirPodsのようなイヤホンにiPod機能を組み込むような新たな形で提案できると指摘している。
ファデルの主張は2つの大きな理由に集約される。1つ目はノスタルジアという価値だ。当時iPodは多くの人が初めて手にしたApple製品であり、Appleへの入口として機能していた。iPhoneやApple Musicが普及した今でも、純粋に音楽を楽しみたいという原点回帰の欲求が根強く存在すると彼は考えている。
2つ目は“気を散らさない体験”の重要性だ。現代のスマートフォンは通知やSNS、広範なアプリに囲まれ、音楽に没入しづらいとする向きが強い。シンプルで音楽そのものに集中できるデバイスへの需要は依然としてあり、Appleがそこに応える余地があるとの主張だ。
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- iPodの操作性やUIのシンプルさを今でも懐かしむ意見が多い。
- iPod touchやNanoの復活を望む声。
- スマホとは別に音楽再生専用機が欲しいという需要。
- 高音質や大容量モデルを望む意見も散見される。
- 逆にAppleが本当に復活させる可能性を疑問視する冷静な論調もある。
トニー・ファデルの豆知識 5選
- トニー・ファデルは米国ミシガン州出身のエンジニアで、1969年生まれ。大学はミシガン大学を卒業している。
- 彼はiPodのコンセプト設計と初期開発を担当し、“iPodの父”と呼ばれるようになった。
- iPodだけでなく初期のiPhone開発にも携わり、Appleでハードウェアの重要な役割を果たした。
- Apple退社後、スマートサーモスタット「Nest」を立ち上げ、2014年にGoogleが同社を買収する成功を収めた。
- 最近では、Appleの戦略や技術トレンドに対しても積極的に意見を発信しており、今回のiPod復活論もその一環として注目されている。



