2026年1月14日、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、マイクロソフトは「より安全なゲーム体験のための共通コミットメント」として、2020年に初出した安全性向上に関する共同宣言を更新し公開した。今回の声明では、「防止」「パートナーシップ」「責任」の三つの柱に基づき、すべてのプレイヤーが安心できるゲーム環境づくりを強化する方針が示された。特に、子どもや若年層を含む利用者にも配慮した施策が打ち出されている。
「防止」では、保護者やプレイヤーが自身の体験を理解・管理できるように多様な安全ツールや管理機能の強化、分かりやすい行動規範の周知が盛り込まれた。また、不適切行為の通報を容易にする仕組みと共に違反コンテンツの削除や利用制限も継続して実施される。
パートナーシップ面では、業界団体や規制当局、法執行機関、非営利団体との連携を強化。声明には、健全なオンラインコミュニティ構築を目指す団体「Thriving in Games Group」や家族向け安全団体などが協力組織として明記されており、共通の研究・情報共有により対策の実効性向上を図る姿勢が鮮明になった。
「責任」では、高度な技術と熟練スタッフによる監視の併用、倫理的なデータ利用、法令遵守の姿勢を重視。プレイヤーからの報告に基づいた迅速な対応や透明性の確保にも言及しており、業界全体で安全性確保の文化を形成する意向が示されている。
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- 共同声明の更新が、オンライン上のハラスメントや不適切行為への本格的な対応の兆しとして評価する意見。
- 一部では「まだ具体策が不足」との批判もあり、実効性を懸念する声。
- 「親や保護者への配慮が明確になったのは良い」と家族層からの肯定的な反応。
- 競合企業同士の協力体制が業界成熟を象徴するとの見方。
- 一部ゲーマーの間で「プラットフォーム横断の規制強化につながるか?」との議論。
Thriving in Games Groupの豆知識 5選
- 団体概要
Thriving in Games Group(旧Fair Play Alliance)は、世界中のゲーム開発者を支援し、より安全で包括的なゲーム体験のためのリソースやガイドラインを提供する非営利団体だ。プレイヤーとコミュニティが健全に成長できる環境づくりを目指して活動している。 - 設立と目的
この団体は2017年の設立以来、ゲーム内での嫌がらせや差別、悪意のある行動を抑える取り組みと、プレイヤーが安心して楽しめる環境形成を目的としている。 - Digital Thriving Playbook
代表的な取り組みの一つが「Digital Thriving Playbook」と呼ばれるガイドラインで、研究に基づく実践的な手法やコミュニティ・デザインのベストプラクティスがまとめられている。 - 多様な専門家ネットワーク
団体にはゲームデザイン、信頼と安全性、コミュニティ構築などの専門家が参画しており、研究と実務を結びつけたアプローチで知見を発信している。 - 業界との連携
TIGGは多くのスタジオや団体と協力し、包括的な信頼・安全性向上策の普及を促進。業界全体で健全なオンラインスペースを実現するための共同作業を進めている。


