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Appleが血中酸素センサー特許で巨額支払い命令、スマートウォッチ戦線に波紋

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米カリフォルニア連邦陪審員は、Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」に搭載された血中酸素濃度測定機能に関して、医療機器メーカーMasimo Corporationの特許を侵害していると認定し、約6億3400万ドル(日本円で約980 億円)を支払うよう命じました。

裁判では、Appleが「患者モニター(patient monitor)」としての機器ではないと主張した一方で、陪審員はApple Watchをその範疇と判断。Masimoの特許技術を使っていたと認めた格好です。Apple側は判決に異議を唱え、控訴の意向を示しています。今回の判決は、Appleのウェアラブル健康機能戦略にとって重大な転機となる可能性があり、特許の扱いや技術ライセンスの在り方を改めて浮き彫りにしています。

ネットのコメントでは、
「大手でも特許は守らないとこうなるのか」
「Apple Watch買ったばかりなのにちょっと不安」
「健康機能が売りだったのに訴訟リスク出るとは」
「特許ってこんなに高額になるんだ…」
「Masimoが長年訴えてたのがようやく結果に出たね」
といった声が寄せられています。

血中酸素濃度測定機能の豆知識5選

  1. SpO₂とは何か:血液中のヘモグロビンがどれだけ酸素と結合しているかを示す指標で、一般に「血中酸素飽和度」として表されます。
  2. スマートウォッチでの測定原理:手首の皮膚を通して光(赤外線・赤色光)を当て、戻ってくる反射光を解析して酸素化ヘモグロビンと非酸素化ヘモグロビンの比率を算出します。
  3. 健康管理の役割:通常は95〜100%が正常範囲とされ、90%以下だと低酸素状態(低酸素血症)のおそれがあり、睡眠時無呼吸症候群のサインなどとして注目されます。
  4. スマートウォッチ測定の注意点:手首の動き、装着のゆるみ、周囲の光の影響などで精度が低下するため、「医療用モニター」として使う際は必ず専門機器の確認が必要です。
  5. 技術発展と特許の関係:この種の測定技術(光学式パルスオキシメータ)は医療分野で長年使われており、消費者ウェアラブル機器への応用には特許・ライセンス問題が伴うことが今回の判決でも示されました。
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