デジタル時代の象徴、スティーブ・ジョブズが1ドル硬貨に刻まれる日

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米国の硬貨文化にまたひとつ“イノベーター”の名前が刻まれる。米国造幣局(United States Mint)は、2026年発行予定の「American Innovation $1 Coin Program」シリーズの一環として、Apple社の共同創設者スティーブ・ジョブズをモチーフにした1ドル硬貨を発表した。

硬貨のデザインには、若き日のジョブズが北カリフォルニアのオークの丘を背に、あの黒のタートルネック姿であぐらをかき、“MAKE SOMETHING WONDERFUL”という言葉を刻まれている。

このシリーズは2018年に開始され、各州・準州が“革新”を象徴する人物や発明に敬意を表す硬貨を1ドルで発行しており、カリフォルニア州はジョブズを選出。

硬貨そのものは法定通貨として流通可能ではあるが、記念モデルとして定価13.25ドルで造幣局のウェブサイトを通じて販売される見通し。

この“硬貨化”は、ジョブズが残した“テクノロジーを人間の直感に近づける”というビジョンと、アメリカが育んだ創造力・起業精神の象徴を硬貨という日常のメディアに落とし込む出来事とも言える。改めて、私たちが日常的に使う通貨が“ただのお金”ではなく、文化・歴史・イノベーションを映す鏡になっていることを実感させられる。


スティーブ・ジョブズの豆知識 5選

  1. 黒タートル&ジーンズが“公式装備”に — ジョブズはプレゼン時にほぼ毎回、黒のタートルネックとジーンズを着用。彼のブランドイメージを象徴するアイコン的スタイル。
  2. 「Make Something Wonderful」が硬貨にも刻まれた言葉 — 2007年のスピーチやジョブズの思想から「MAKE SOMETHING WONDERFUL」は彼の言葉として定着。硬貨にも刻印されている。
  3. 革新的プロダクト群の背後に“完結なデザイン”の美学 — AppleのMacやiPhoneのデザイン哲学は、「技術を人間の直感に近づける」ことを目指したジョブズの思索から生まれた。
  4. 1976年、ガレージからのスタート — ジョブズとウォズニアックは1976年にガレージでApple Iを手作りし、パーソナルコンピュータ普及の一歩を踏み出した。
  5. 2011年に亡くなった後も影響は色あせず — ジョブズは2011年に亡くなったが、その革新の軌跡は今もなおAppleをはじめ多くのテクノロジー企業に影響を与え続けている。
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