「私にとって人生とは、“達成”ではなく“幸福”である」。これはApple共同設立者スティーブ・ウォズニアック氏の言葉です。ある投稿で彼は自身を「世界一幸せな人間」と語り、「人生は達成のためではなく、『幸福＝笑顔-しかめ面』のためにある」と、人生の価値観を端的に語りました。これは18〜20歳の頃に築いた哲学だと言います。
ウォズニアック氏は、1980年代にApple株を手放したことが指摘された際も、「富や権力のために生きているわけではない」と述べ、自らの行動にまったく悔いはないことを示しました。代わりに彼はサンノゼの子ども科学館や芸術団体など、多くの公共の場を支援し、地域に還元し続けてきました。
また、彼は趣味や楽しさを人生の基準に置いており、「人生で重要なのは、エンジニアリングであって、栄光ではない」と語っています。
スティーブ・ウォズニアックとは？
- 人物と功績
スティーブ・ウォズニアック（Steve Wozniak、愛称「Woz」）は、1950年8月11日生まれの米国の電気技術者・プログラマー・発明家で、Apple Inc.の共同創設者の一人です。1976年にAppleを創業し、Apple IやApple IIの設計・開発を主導し、パーソナルコンピュータ革命の先駆けとなりました。 - キャリアとその後
1985年にAppleを離れた後も、リモートコントロールの先駆機「CL 9」や教育・技術支援活動など、多様な分野で活動を継続。儀礼的ながらもAppleに在籍し続け、教育やテクノロジー振興にも力を注いでいます。 - 人柄・哲学
競争や富に重きを置かず、楽しさや人間性を重視するウォズニアックの姿勢は多くの共感を呼びます。「富・権力よりも幸福を」「笑顔を増やすことが成功の基準」という価値観を貫き、教育やコミュニティへの貢献に力を注いできました。
ウォズニアックの言葉は、成功とは何かを問い直させてくれます。数字や成果だけで測るのではなく、日々の“笑顔”こそが人生を豊かにする大切な尺度なのだと気づかせてくれます。
