Appleが現在、5Gモデムと新プロセッサM5 Proチップを搭載したMacBook Proをテスト中であることが明らかになりました。情報元はMacworldで、Appleの内部コード解析から判明したとのことです。もしこれが実現すれば、外出先でもスマートフォンのテザリングに頼らずとも高速モバイル通信を直接MacBookで利用できる可能性が浮上します。そのため、ケーブル接続やスマホ経由の共有設定が不要になり、利便性が格段に向上しそうです。
現在はあくまでテスト段階の情報ですが、5Gモデム内蔵となれば、プロフェッショナルを含むモバイルユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。特に、外出先での安定したネット接続が重要なクリエイターやリモートワーカーにとっては、まさに“面倒なテザリング不要”の理想的なソリューションとなります。今後の公式発表や製品ラインナップへの搭載に注目です。
「テザリング」とは?
テザリング(tethering)とは、スマホなどのモバイル端末のデータ通信を他のデバイス(例えばノートPCなど)と共有し、あたかモデムのように使う仕組みです。接続方法は主に次の3つがあります:
- Wi-Fi(モバイルホットスポット):スマホがWi-Fiアクセスポイントのように振る舞い、他の機器が接続してインターネットへアクセスする方式。
- USB接続:ケーブルで直接つなぎ、高速かつ比較的バッテリーに優しい接続方法。
- Bluetooth接続:ワイヤレスですが速度は遅めで、特定の用途に向きます。
主なメリット
- Wi-Fi環境がない場所でもインターネット接続が可能になる柔軟性。
- 別途モバイルルーターなどを準備せず、既存のスマホだけで共有できる手軽さ。
主なデメリット
- バッテリー消耗が激しい(特にWi-FiやBluetooth経由の場合)。
- 速度が安定しにくい場合もあり、通信品質に影響が出ることもあります。
- 通信キャリアによってはテザリングが制限されたり、追加料金がかかることがある。
もし5G対応のMacBookが実現すれば、「スマホをつかってネット接続を共有する」という従来のテザリングの概念が大きく変わる可能性があります。わずらわしい設定やバッテリー消耗から解放され、ストレスフリーな外出先での作業が実現する日もそう遠くはないかもしれません。













