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一つの窓口へ—Disney+に消えゆくHulu、2026年完全統合へ」

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ディズニーは、2026年をめどにストリーミング戦略を大転換し、「Hulu」をDisney+アプリへ完全統合する計画を正式に発表しました。これは、かねてから進められてきたDisney+上へのHuluコンテンツ配信の延長線上であり、CEOのボブ・アイガーらが四半期決算の場で明言したものです。

統合後は、一つのアプリでDisneyのファミリー向け作品や定番フランチャイズに加え、Huluの一般向けエンタメ、ニュース、ライブスポーツなどがシームレスに楽しめる構成に。よりパーソナライズされたホーム画面や新機能の導入も予定されており、ユーザー体験の向上が狙いです。

また、技術面や運営面での効率化を進める意図も明確で、冗長なシステムを統合することで年間数十億ドル規模のコスト削減や収益増加を見込んでいます。広告収益の強化や解約率の低減も統合の目的の一つです。

スタンドアロン型のHuluアプリは、2026年に廃止される予定ですが、ユーザーは引き続きDisney+単独契約やHulu単独契約の選択が可能で、Hulu + Live TVについてはFuboとの提携を通じたサービス形態の再構成が検討されています。

さらに国際展開の面では、Disney+上に設けられている「Star」ブランドに代わって、Huluがグローバルな汎用エンタメブランドとして配置される予定です。これにより、Huluは世界市場での存在感を強化します。


「Hulu」とは?

Hulu は、2007年に米国でNBCユニバーサルとNews Corp.によって設立されたストリーミングサービスで、テレビ番組や映画を提供。のちにDisneyが中心となり多数の企業と共に株式を保有。2025年6月にはComcastから残りの株式を取得し、ディズニーの完全子会社となりました。

同サービスには定額制動画(SVOD)の提供や広告付き(AVOD)、さらには「Hulu + Live TV」による生放送TVチャンネル配信のプランも存在し、類を見ない多様なコンテンツを備えることにより、米国内では人気を集めています。現在の加入者数は約5,550万人(2025年8月時点)。

また、日本における「Hulu」は、2011年に上陸後、2014年に日本テレビに売却され現在は独立運営されており、米国Huluとは別のサービスとして展開されています。

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