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「iPhone40台で空間をダンスさせる」──Kroi『Method』MV撮影、iPhone採用こそ最適解

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ギズモード・ジャパンさんのインタビュー記事「40台のiPhone 16 Proで撮影したKroi「Method」のMVは、iPhone採用が最適解だった。木村太一監督インタビュー」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ー゚)b!!


Kroiの新曲『Method』ミュージックビデオは、iPhone 16 Proを40台使って同時撮影された前例のない映像作品です。演奏者や楽器に対して複数角度からスマートフォンを配置、天井吊り、スタンド設置などで多視点を一発で収録する手法により、エネルギッシュなバンド演奏の熱量をリアルかつスプリットスクリーン等で躍動的に表現しています。

この手法を提案し、演出・技術設計の中心を担ったのが映像監督・木村太一氏です。当初は40台のプロ用カメラ使用を検討していましたが、録画ボタンの同時操作やケーブル接続の問題が障害となり、代替案としてiPhoneを選択。iPhoneならではの小型で目立たず、空間に溶け込む特性が“透明感”を重視する今回の演出コンセプトに合致したと語っています。

技術的には、Black Magic CamアプリをインストールしたiPadにより、40台をTCP/IP経由で完全同期制御し、Tentacle Syncでタイムコードを合わせる構成。30台は有線Ethernet直結、10台はWi‑Fi接続。iPhoneのバッテリー耐久性も高く、撮影は最大でも15分程度、演奏4テイク、スタジオ撮影全体で約1日だったとのことです。

www.gizmodo.jp

木村監督が語るように、この形式は「プロ用4K Apple ProRes」撮影とAirDropでの高速データ転送により、編集工程にも利便性をもたらしました。さらに、スマホのカメラ設定が自然な緊張感をやわらげ、演奏者のリアルな表情を引き出す効果も確認されています。

動画公開から6日間で300万再生を突破、Appleマーケティング責任者グレッグ・ジョズワイクも「#ShotOniPhone」で称賛してSNSに投稿。現在、500万回以上再生され話題になっています。


Kroi(クロイ)とは?

  • 東京発5人組バンド。ジャンルの枠を超えたミクスチャー音楽で注目。
  • 最新曲『Method』はTVアニメ『SAKAMOTO DAYS』第2クールOPテーマとして起用され、注目度を一層高めました。楽曲とMVともに公開後短期間で数百万再生を記録しています。

木村太一監督とは?

  • 1987年生まれ、東京出身。ロンドン在住。12歳で渡英し映像を学ぶ。
  • UKではCHASE & STATUS、Coldplay、Kano、国内ではKing Gnuや舐達磨など多彩なアーティストとコラボし、現代日本を代表する映像作家。
  • 2023年に長編初監督作『AFTERGLOWS』を発表し、2024年Asia Film Festival Barcelonaで最優秀監督賞を受賞。
  • 技術の枠にとらわれない挑戦的な演出と、新たな表現手法を探求し続ける姿勢で知られています。
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