2025年8月4日で、Appleの「iTunes Music Store」が日本でサービス開始されてからちょうど20周年を迎えました。2005年8月4日、Appleは日本においてiTunes Music Storeを正式に開始し、約1,000,000曲を1曲150円~200円という斬新な価格で提供開始。国内外のアーティストの楽曲に加え、10,000点以上のオーディオブックやポッドキャストコンテンツも配信され、新たな音楽消費スタイルを広く普及させました。

iTunes Music Storeが日本でのサービス開始から20周年 | アイアリ
2005年8月4日に、iTunes Music Store(現「iTunes Store」)がサービス開始されてから、本日で20周年となりました。 Appleによるインターネット音楽配信サービスiTunes Music Storeは、200

アップル、iTunes Music Storeを日本で開始
サービス開始わずか4日後、日本のユーザーは早くも100万曲をダウンロードし、米国より早いペースでの成長を記録。Appleはこの成功をもって、日本市場におけるiPodとの連携を強化し、iPodの国内市場シェアを約60%に押し上げる原動力ともなりました。
以降、iTunes Music Store は音楽配信プラットフォームとして、日本の合法ダウンロード市場を牽引。App StoreやiBooks Storeの登場に伴い、配信内容やカテゴリは進化しました。特に2012年には音楽のビットレートが128kbpsから256kbpsへ向上し、DRM(著作権保護)を解除した「iTunes Plus」が導入され、ユーザーにとって利便性の大幅な改善となりました。
さらに、2015年以降の音楽ストリーミング時代には、iTunesカタログを基盤とした Apple Music が誕生。Apple は合法かつ高品質な音楽体験を重視する姿勢を一貫して示しており、現在も日本を含む世界中で影響力を持ち続けています。
iTunes Music Store の歴史
- 2003年4月28日:Apple は米国で iTunes Music Store をオープンし、約20万曲を提供開始。初週で100万曲以上が購入されました。
- 2003年10月16日:Windows対応を開始し、Mac以外のユーザーにもサービス拡大。
- 2004年〜2005年:英国、フランス、ドイツ、カナダ、北欧諸国などで順次各国版がオープンし、グローバル展開を加速。
- 2005年8月4日:日本版がスタート。開始4日で100万曲ダウンロードを達成し、日本市場におけるオンライン音楽配信の先駆けとなる。
- 2012年2月21日:日本でも「iTunes Plus」導入。256kbpsの高ビットレートとDRMなし楽曲の提供を開始。
- 2009年1月以降:米国ですべての楽曲がDRMフリー化され、徐々に他国にも展開。
- 2015年6月30日:Apple Music を発表・サービス開始。iTunesカタログを活かした定額ストリーミングが登場し、iTunes Music Store からの移行が進む。
- 2019年:macOS Catalina 以降、iTunes アプリは Apple Music/Podcasts/TV に分割される(iTunesブランドは終了)、しかし iTunes Store 購入は引き続き提供。


