Appleが開発中とされる初の折りたたみiPhoneについて、台湾の調査会社TrendForceが新たに画面サイズを含む情報を報告しました。TrendForceによれば、内部ディスプレイは約7.8インチ、外部ディスプレイは5.5インチとなる見込みであり、これらはアナリストMing‑Chi Kuo氏が以前に示していた数値と一致しています。
発売時期については、**2026年後半(例:9月のiPhone 18シリーズ発表と同時)**の可能性が高く見られています。
TrendForceの報告内容は以下の通りです:
- Galaxy Z Fold 7との差:同機は8インチの内部ディスプレイ、6.5インチの外部ディスプレイを搭載しており、折りたたみiPhoneはやや小型の構成となる予定です。
- 世界市場規模:2025年の折りたたみスマートフォンの世界出荷台数は約1,980万台(市場シェア約1.6%)と見込まれ、Samsungが最大シェアリーダーですが、Appleの参入によって構造変化の可能性も。
- 品質の追求:Appleは「しわのない」フレキシブルOLEDの採用や、折り曲げ疲労に対応する新技術にも注力しているとされ、TrendForceはサプライチェーン構築の動きを確認しています。
これら情報は、Ming‑Chi Kuo氏が2025年3月に言及した項目と合致しており、Appleの製品計画として信頼性を高めています。
折りたたみiPhoneの需要はあるのか?
折りたたみiPhoneの需要に関しては、米国を中心とした調査によれば一定の興味が確認されています。Counterpoint Researchの調査では、約28%のスマートフォンユーザーが次に折りたたみスマホを購入する可能性が「高い」と回答。そのうち約39%が「Apple製品であれば選びたい」と答えており、全体の約11%が「折りたたみiPhoneを選ぶ可能性がある」という計算になります。
一方で、UBSによる別のアンケートでは、「折りたたみ」という属性にはネガティブな反応(−22)を示したユーザーも多く、購入動機としてはバッテリー持ち・価格・通信品質などの従来課題が依然として優先されているとの分析もあります。
総じて言えば、「折りたたみiPhone」には一定のニッチな関心層が存在する一方、主流のアップグレード動機としてはまだ弱く、市場浸透にはAppleならではの革新と訴求力、高価格を正当化する使い勝手が求められる状況です。




