任天堂は7月16日(現地時間)、実写映画版『ゼルダの伝説』の主役キャストを正式発表。リンク役に16歳のベンジャミン・エヴァン・エインズワース、ゼルダ姫役に21歳のボー・ブラガソンが起用されました。
ベンジャミンはNetflix『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』やディズニー実写版『ピノキオ』(声・歌)に出演した実績があり、ボーはDisney+の『反逆のネル』やBBCドラマなどで活躍してきた若手です。
監督は『メイズ・ランナー』シリーズや『猿の惑星:キングダム』を手がけたウェス・ボール。プロデューサーには任天堂フェロー宮本茂と、マーベル映画などを制作したアヴィ・アラッドが名を連ねています。
公開日については当初2027年3月26日とされていましたが、制作上の都合により6週間延期され、 2027年5月7日公開 に決定。宮本氏も「良いものに仕上げるために時間を取った」とコメントしています。
本作は任天堂とソニー・ピクチャーズが共同制作し、任天堂の代表作史上初の本格実写化。宮本氏からは「おふたりの出演が今から楽しみです」との期待が伝えられ、ファン注目のプロジェクトとなっています。
「ゼルダの伝説」シリーズ 出荷本数の変遷
『ゼルダの伝説』が1986年に誕生して以来、シリーズは順調に出荷本数を積み上げてきました。代表的タイトルと推移を以下に整理します。
- 1986年 初代『ゼルダ』 – ファミコンディスクで国内約169万本
- 1991年 『神々のトライフォース』 – SFC版で約461万本
- 1998年『時のオカリナ』 – N64版で760万本、3DS版でも644万本
- 2007年『夢幻の砂時計』(DS) – 世界476万本
- 2017年『ブレス オブ ザ ワイルド』 – Switch版で3,281万本、Wii U版で170万本、世界合計約3,451万本
- 2023年『ティアーズ オブ ザ キングダム』 – Switch版で2,173万本
- 2024年『知恵のかりもの』 – Switchで258万本
シリーズは1990年代から徐々に拡大し、2017年の『BotW』で飛躍的に出荷本数が増加。その後も2023年の続編が2,000万本超えを記録し、現在に至る大ヒットシリーズとなっています



