GIGAZINEさんの記事「macOS Tahoeの新ディスクイメージ形式「ASIF」でディスクイメージの読み書き速度が爆速化して現実のSSDレベルに迫る」がとても興味深かったので、備忘録の意味も込めて要点をササっとまとめておきます。詳細は以下のリンクからどうぞ(*^ーﾟ)b!!
ASIF：爆速ディスクイメージ誕生
macOS 26 “Tahoe”で新たに登場したApple Sparse Image Format（略称：ASIF）は、ディスクイメージでありながら、読み書き速度がMシリーズの内蔵SSDレベルに迫る性能に進化。従来の暗号化スパースイメージ（UDSP）では、最大でも約100MB/s止まりだったのが、ASIFでは非暗号化で読み5.8GB/s／書き6.6GB/s、暗号化でも約4.8GB/s／4.6GB/sという高速を実現。別のMac（M4 Pro＋Sequoia）でも、読み5.5GB/s・書き8.3GB/sの高性能が確認されている。
スペース効率と互換性
ASIFはAPFS上で「スパース（Sparse）ファイル」として扱われ、作成直後の100GBイメージでも実容量1GB以下、使用後でも3GB程度に抑えられる効率設計。ただし、作成はDisk Utilityまたはdiskutilコマンド限定で、従来のhdiutilでは未対応。Sequoia（15.5）では読み込み可能だが、古いmacOSとの互換性には留意が必要。
仮想化・バックアップ用途に最適
Appleは、VMのバックストアとしてUDRWやRAWイメージからASIFへの移行を推奨し、軽量仮想化の性能ボトルネックを解消すると説明。これまでベストだったスパースバンドルよりも単一ファイル構成で扱いやすく、速度も上回る 。
macOS のディスクイメージとは？
macOSではディスク仮想化の仕組みとして「ディスクイメージ」（.dmg/.sparsebundle/.udif/.udrw etc.）を用意。これらは単なるファイルでありながら、マウントすると仮想ドライブとして認識され、ソフトの配布、バックアップ、テスト用途などで多用されます（例：App配布、Time Machineバックアップ、VMディスクなど）。
一般的形式：
- UDIF（.dmg）：読み取り専用イメージ
- UDRW（RAW／読み書き可能）
- Sparse Image / Sparse Bundle：使用する容量に応じてサイズが伸びる節約型
これらはサポート機能や性能、互換性で一長一短があり、例えばUDRWでは容量割り当て型で無駄が発生、Sparse Bundleは複数ファイル構成で扱いにくいなどの課題もあります。
ASIFはこれらの課題を一気に解消し、「容量節約」「高速化」「単一ファイル管理」の三拍子を実現する新時代の形式です。
