TBS・JNN NEWS DIGの「ポケモンはなぜ15兆円経済圏に成長した？社員9人、小さなゲーム会社を見捨てなかった任天堂の慧眼」という記事が面白かったので、要約してご紹介です。
1996年にゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されて以来、ポケモンは世界的な現象となり、現在では15兆円規模の経済圏を築いています。この成功の背景には、ゲームクリエイターたちの情熱と、任天堂の先見の明がありました。
ポケモンの生みの親である田尻智氏は、1983年にゲーム情報誌『ゲームフリーク』を創刊し、1989年にゲーム開発会社「ゲームフリーク」を設立しました。同社は、ナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ゲーム『クインティ』で商業デビューを果たし、その後、任天堂と協力して『ポケットモンスター』シリーズを開発しました。
『ポケットモンスター 赤・緑』は、ゲームボーイの通信機能を活用し、プレイヤー同士のポケモン交換を可能にするなど、革新的なゲーム体験を提供しました。このゲームは、発売当初こそ注目されませんでしたが、口コミやアニメ化などを通じて人気が爆発し、世界中で愛されるコンテンツとなりました。
ポケモンの成功は、ゲームソフトだけでなく、アニメ、カードゲーム、映画、グッズなど、多岐にわたるメディア展開によって支えられています。これらの展開は、株式会社ポケモンが中心となって行われており、同社は1998年に設立されました。
ポケモンの経済圏は、2025年現在で15兆円規模に達しており、これは世界最大級のキャラクターIPビジネスの一つとされています。この成功の要因として、ゲームフリークの創造力と任天堂の支援、そして世界中のファンの支持が挙げられます。
ゲームフリークの歴史 ウィキペディア
- 1983年：田尻智氏がゲーム情報誌『ゲームフリーク』を創刊。
- 1989年：ゲーム開発会社「ゲームフリーク」を設立し、ファミリーコンピュータ用ゲーム『クインティ』をナムコから発売。
- 1996年：ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』を任天堂から発売。
- 1999年：PlayStation用ゲーム『クリックメディック』を発売。
- 2015年：スマートフォンアプリ開発会社コアゲームスを吸収合併。
- 2016年：新規タイトル開発制度「ギアプロジェクト」から『GIGA WRECKER』をリリース。
- 2020年：本社を東京都千代田区の神田Squareに移転。
