2025年6月5日に発売予定のNintendo Switch 2の詳細な仕様が、ゲーム技術専門メディア「Digital Foundry」によって明らかにされました。以下に、その主要な特徴をまとめます。
CPU & GPU:T239チップによる大幅な性能向上
- プロセッサ:カスタムNvidia T239 SoCを採用。8コアのARM Cortex-A78C CPUで、6コアがゲーム用、2コアがシステム用に割り当てられています。
- 動作クロック:携帯モードで1101MHz、ドックモードで998MHzと、携帯モードの方が高い設定となっています。
- GPU:NvidiaのAmpereアーキテクチャに基づき、1536基のCUDAコアを搭載。DLSS(Deep Learning Super Sampling)やリアルタイムレイトレーシングに対応し、グラフィック性能が大幅に向上しています。
メモリとストレージ:高速化と大容量化
- メモリ:12GBのLPDDR5Xを搭載し、そのうち9GBがゲーム用、3GBがシステム用に割り当てられています。
- ストレージ:256GBのUFS 3.1フラッシュストレージを内蔵し、最大2TBのmicroSD Expressカードによる拡張が可能です。
ディスプレイと映像出力:高精細で滑らかな表示
- 画面:7.9インチの1080p LCDタッチスクリーンを採用し、HDR10と最大120Hzの可変リフレッシュレート(VRR)に対応しています。
- ドック出力:HDMI経由で最大4K/60fpsの出力が可能ですが、VRRは非対応となっています。
コントローラーと新機能:使いやすさと新たな体験
- Joy-Con 2:磁気接続方式を採用し、マウスセンサーや新たな「GameChat Cボタン」を搭載。耐久性やバッテリー寿命も向上しています。
- GameChat:Discordのような音声チャット機能で、ノイズキャンセリング付きマイクを内蔵し、開発者向けのテストツールも提供されています。
その他の特徴:快適なゲーム体験をサポート
- 通信:Wi-Fi 6とBluetoothに対応。
- ポート類:USB-Cポート、ヘッドフォンジャック、ゲームカードスロットを備えています。
- バッテリー:約20時間の連続使用が可能で、急速充電やバッテリー保護モードも搭載されています。
Digital Foundryとは?
Digital Foundryは、ゲーム技術とハードウェアのレビューを専門とするメディアで、Eurogamerの一部門として運営されています。独自のキャプチャーおよび分析ツールを使用して、ゲームのパフォーマンスやグラフィックの詳細な分析を提供しています。その高精度な技術解析と中立的な評価により、ゲーム業界内外で高い信頼を得ています。
Nintendo Switch 2の詳細な仕様については、Digital Foundryの公式YouTubeチャンネルでも解説されています。



