WH-1000XM6は、前モデルから約3年ぶりの刷新となるソニーのフラッグシップワイヤレスヘッドフォンです。最大の特徴は、新開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3」を搭載し、前モデルの約7倍の信号処理能力を実現したことです。これにより、12個のマイクを用いたマルチノイズセンサーテクノロジーと組み合わせ、世界最高クラスのノイズキャンセリング性能を提供します。
音質面では、著名なマスタリングエンジニアと共同で音質調整を行い、アーティストの意図する音を忠実に再現します。また、ステレオ音源を映画館で聴いているような臨場感のある立体的な音場に変換する「360 Reality Audio Upmix for Cinema」機能も搭載されています。
デザイン面では、前モデルで廃止されていた折りたたみ機構が復活し、持ち運びやすさが向上しています。さらに、6つのマイクとAIアルゴリズムによるビームフォーミング技術を採用し、通話品質も大幅に向上しています。
WH-1000XM6は、ブラックとプラチナシルバーの2色展開で、2025年5月30日に発売予定です。価格はオープン価格。
ノイズキャンセリング（ノイキャン）とは？
ノイズキャンセリング（ノイキャン）とは、ヘッドフォンやイヤフォンに搭載される機能で、周囲の騒音を低減または遮断する技術です。主に「アクティブノイズキャンセリング（ANC）」と呼ばれる方式が一般的で、内蔵されたマイクが周囲の音を拾い、その音と逆位相の音波を生成して打ち消すことで、騒音を低減します。
この技術により、電車や飛行機のエンジン音、人混みのざわめきなどの環境音を効果的に抑え、音楽や通話に集中することができます。特に、WH-1000XM6のような高性能なノイズキャンセリング機能を持つヘッドフォンは、音楽鑑賞やテレワーク、旅行時など、さまざまなシーンで快適な音環境を提供します。
